怪鳥インコのブログ

お勧めラノベ紹介

異世界テニス無双 1巻

個人的には、同時に発売された同じ作者の『異能バトルは日常系のなかで13』の方が好みだったのですが、このシリーズは既に紹介してしまったので『異世界テニス無双』の紹介。あっちへの愛をこっちにぶつけます(;´-`)

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粗筋は、強すぎるテニスプレイヤーが異世界にやって来て、テニスだけで並み居る敵を打ち倒すというもの。ゴブリンだろうがドラゴンだろうが一貫してテニスの技で倒していく異常さが魅力の、ナンセンスギャグです。
人間では絶対に出来ないような技を平然と使ってくるので、派手さもあり面白いです。


粗筋から懸念される通り、ちょっとネタが単調というか、「まぁそうだよね」って感じになってしまいがちではあります。
しかし派手な笑いどころだけでなく「全国レベルのスピード自慢は次元やら体感時間やらにも干渉するのが常識」みたいなクスッと笑えるネタも散りばめてくるので、多くの人が楽しめるようになっています。パワーが足りないところはバトルとかの熱さでも補おうとしてくるので、小賢しいながらも買って損はない感じです。


正直、異世界でのバトルよりも現実でのテニス試合の回想の方が面白いし、作者もそれを自覚してそうな感じですが…。テニプリなどとの差別化を測るためには仕方なかったのでしょう…。
回想話も結構な頻度でやりますし、テニプリ異世界ネタを加えたものだと思えば、お得な感じもします。
この話の前に色々な戦いを経てこの技を覚醒させたんだな~、感を出してるのも面白い。テニプリの続きと思いねぇ、みたいな。


多分、一巻の時点では分かりやすいネタを多めにしようという配慮も働いてると思うので、二巻以降はかゆいところに手が届くようなギャグも増えて、より面白くなる予感。というか期待。

ノーゲーム・ノーライフ 1巻~9巻

二週間も空けてしまい、申し訳なかったです。
やることは多いわシャドバのアプデは重なるわで、滅茶苦茶忙しかった。いや、シャドバやってたのは自分が悪いんですけども。

で、そうこうしてる内に『ノーゲーム・ノーライフ』の新刊が今年中に出ることが確定したようなので、今回は満を持して『ノーゲーム・ノーライフ』の紹介です。
前巻から間が空いて『異能バトルは日常系のなかで』の最終巻もこれも出るし、今年は良い年になりそうです…!

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この作品はニートな兄妹が異世界に転生して無双するぜという話なのですが、モンスターとのバトルなどではなくゲームで無双していきます。
作中には多種多様なゲームが登場し、現実とはかなりルールの違うチェスだったりしりとりだったりが繰り広げられます。

これだけ聞くとなんか地味そうですが、この異世界にはエルフやら吸血鬼やらの人間とは違う種族が多くいて、ゲームの相手は魔法やら超人的な身体能力やらを容赦なく使ってきます。主人公達はそれを、知略やブラフだけで切り抜けるのです。地味なわけが有りません。

でもってしっかりとした戦いが中心でこそ有りますが、日常パートもゲームもクライマックス以外は和気あいあいとした雰囲気で進んでいきます。
楽しみのためならなんでもする主人公と個性的すぎる仲間達が、協力したり自分の欲に忠実に動いて暴走したりしながらも着実に勝利を掴みとっていく様は、熱さは勿論、笑いも引き起こします。色々な種族のヒロインもいて、みんな可愛いです。

この異世界ではどんな争いや取引もゲームの結果次第で決まるというルールがあるので、どんどん国と国をかけたゲームみたいになってくるのも面白いです。種族の存亡をかけたゲームとか。
この面倒くさい設定とドラゴンとかが出てくる普通の異世界感が共存しているのも、この作品の大きな魅力だと思います。


異世界から問題児が~とかは、一巻買ったけど最後まで読めていません…。いつか読まなきゃ…。

ラノベのプロ! 1~2巻

久し振りに読んだらやっぱり面白いーっ!ってなったので、『ラノベのプロ!』の紹介!

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この作品は、中堅ラノベ作家が送る日常が描かれており、幼馴染みの女子大生やら後輩の美少女作家やらと一緒に楽しく過ごすお話です。
あれ? 今アニメでやってません? やってません。それは『妹さえいればいい』です。


キャラの配置とかがめっちゃ似通っているので、この作品が『妹さえいればいい』の後塵を拝しているなどと言われることもありますが、アニメを見た限りではそんな風には思いません。
というのも、『妹さえいればいい』がラノベ作家要素もあるラブコメであるのに対し(アニメだけ見た段階での感想です)、こちらはラブコメ要素もあるラノベ作家もの、だからです。なのでそもそも、コンセプトが違います。


この作品の主人公は向上心が高く、大ヒット作家を目指してストイックに努力し続ける様が描かれます。
自分はまだ上にいけかなければならないという妄信的なまでの熱い思いと青臭さ。このような理想と中堅作家に留まっている現実とのギャップに悩む様は鬼気迫るものがあり、そんな悩みを全てプラスの力に転換していく主人公の在り方も、憧れやすいです。


しかし私の思う本作一番の魅力は、細かく語られるラノベ作家事情と、青臭い主人公が語る創作論です。
ラノベ作家事情に関しては印税についての話やサイン会の裏事情などについても語られますし、創作論に関しては、「天才型」と「計算型」という区分をした上で計算型の熱意について書かれます。


計算型が天才型と渡り合うために何をするのか、何を考えているのか、どんなことになってしまうのか。
ジャンルがジャンルなのでこれも『バクマン』などと比べられそうですが、計算型と天才型がそれぞれ極端に書かれている分、売り上げ至上主義に染まっていることを自覚しながらも夢のために計算型で有り続ける主人公の覚悟などが際立ちます。かっけぇ!


もちろんラブコメもしっかりと面白く、仕事では熱血漢なのに私生活ではひねくれすぎな主人公の奇行とか、よくもまぁ仕事の話メインなのにこんなに面白い日常系書けるなって感じです。恋愛パートは主人公が一途だとだけ言っておきましょう。
しかも私が涙もろいだけかもですが、二巻は泣けます!凄い!


まだまだ魅力はたくさん有るのですが、長くなりすぎるとあれなのでこの辺で。
ラノベ創作論とか楽しめそうな人なら誰でもおすすめです。この作品を読むと、普段読んでいるラノベがより面白く感じるかもしれません。


亡月王の話が早く読みたくて仕方ないのですが、続刊出るのかな…!

※ちょっと最近忙しいので、以後、不定期。なるべく一週間に一回ペースは守ります。

ギルド〈白き盾〉の夜明譚 1~3巻

今回は久しぶりに、コメディがメインじゃないライトノベルを紹介します!
それでもタイトルに「ギルド」とか入ってるのはご愛敬。『ギルド〈白き盾〉の夜明譚』の紹介です!

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この作品、タイトルから察せられる通り魔物とか出てくる普通のファンタジー世界が舞台なのですが、スポットライトを当てているところが少し特殊です。
魔物達と戦う戦士自体よりも、そんな戦士達を管理する「ギルドの経営者」が中心のお話。
そのため、武器の経費とか仕事をとるための営業とか、そういう仕事について書かれていきます。

戦闘描写などは少ないため派手な話を期待していると読んでて厳しいところもあるかもですが、大きな仕事をとるための作戦などが保険の話なども絡んでかなりしっかりしていて、読むと頭良くなれる気がします(そんな紹介でいいのか)。
主人公の所属している弱小ギルドが、損得ばかり気にする他の大手ギルドをいかにして動かしていくのか。
純粋な正義のために、でも損得を度外視することもなく動いていく主人公達は、完全なファンタジーよりも憧れやすいかもしれませんね。

荒筋の一巻でも書かれていますが、ちょっと経理方面に偏りすぎてて地味です。なのでこれもまた、「思ってたのと違う」現象が起きやすそうな作品ではあります。
しかしギルド〈白き盾〉の弱小っぷりはゆるく楽しめますし、戦士を目指していたのに金もない才能もないで、自分のできる事で仲間をサポートしようと決める主人公も格好良い。
ちゃんと普通のファンタジーラノベとしても楽しめるので、誰にとっても大ハズレということはないと思われます。

そして何より、サブヒロインのアメリア!
この外見で乱暴な言葉遣いという組み合わせが最高すぎて、これだけでもうご飯三杯食えます! 最高だぁぁぁ!

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当たる人には大当たり、当たらない人でもそれなりの新鮮さは味わえる作品、お勧めです。

異世界取材記 ~ライトノベルができるまで~ 一巻

異世界ブームの終わりも近いのか、むしろこれからが本番ということなのか。最近、異世界テンプレを馬鹿にして楽しむ系のラノベが増えていますね。
ぱっと思い付くだけでも、『もう異世界に来ないでください』『序文「息子へ。」』『お前らほんと異世界好きだよな』(これはちょっと、無理矢理入れた感)などが有ります。
今回紹介する作品もギリギリこのジャンルに入るのですが、そのやり方が新しかったので紹介します。『異世界取材記』です!

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荒筋は、中年ラノベ作家が異世界に取材に行くというお話。しかもこれは特殊なことではなく、異世界ものを書いてるラノベ作家は皆、異世界に取材に行って当然だという世界観です。あー、だから異世界ものには似たような話が多いのかー。
荒筋を見れば分かる通り、この作品は基本がナンセンスギャグです。例えばKADOKAWAが異世界への転移方法を確立していたり、取材は危険なので銃の扱いなどがラノベ作家の必須技能であったり。なかなかにぶっ飛んだ世界観で、小ネタが多くて楽しめます。
人が存在できない異世界の話とか、いきなりSFぶっこんできたのも笑うw

この作品にもう一つ魅力があるとすれば、主人公達がなにかと言ってはラノベ作家の情熱を語ろうとするところでしょう。
何度も忘れそうになりますが、これはあくまでラノベ作家のお話。色々なネタと触れ合うことでヒートアップしていくラノベ作家の生態みたいなものも描かれており、ラノベ好きには熱いです。…けど、そこに関しては『ラノベのプロ!』の方が詳しく書かれているので、そういうのが見たい人はこちらから(突然の裏切り)。

※最後に一つだけ注意をすると、いくつか好みの分かれるポイントがあるので、先入観を抱かずに買わないと「思ってたのと違うな現象」が起こりやすそうな作品ではあります。
例えば地の文が淡々としていて安定感が有りますが、その分、このすばのようなノリの良さを求めている方には微妙でしょう。勇者とかもコメディ作品の割には真人間でした。
また、ラノベ作家要素も基本的にはナンセンスギャグ要員ですので、先ほど言った通り業界ものを求めていると「これじゃない」とはなりそうです。
そういう要素を増やしても良かったと思う反面、ナンセンスギャグで業界ネタ出されたらどこまで本当か分からな過ぎるので、これで良かったのでしょうw
というわけで、余計な期待さえしなければお勧めできる作品です。よろしければどうぞ!(注意書きを最後に持ってきたの、どう考えても構成ミス)

明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。 一~三巻+短編集

今思えば紹介してるラノベが偏っているのは、シリーズを通して読んでるやつばっか紹介してるって理由も大きいかもしれませんね。
そろそろ面白いけど続刊は買ってないようなラノベも織り混ぜつつ紹介した方が良いかもですが…とりあえず今回は、完結したラノベの紹介。『』です。個人の感想含まれすぎで、ちょっと今回長め。

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荒筋は、男の子の主人公と女の子の意識が一日おきに入れ替わるというものになります。
それだけ聞くと「あー、転校生とか君の名はと同じ設定かー」ってなってしまいますが、違います。体は主人公のものが一つあるだけで、その意識が一日おきに入れ替わるのです。
え、じゃあ女の子の体はどこに?
実はこの女の子、メインヒロインにも関わらず、異世界ものよろしく開幕2ページくらいで死ぬのです。
そしてその意識だけが主人公の体を一日おきに乗っ取るので、ヒロインは主人公の前に姿を一切見せないどころか、主人公と会話を交えることすらありません。何それ斬新! でも、歴としたラブコメなのです。

ややこしいのでもう一回まとめると、主人公は一日おきにヒロインに体の所有権を乗っ取られ、その間の記憶は一切ありません。
主人公とヒロインは同時に存在できないので話をすることさえ出来ませんが、体を操る二つの意識が意志疎通を出来なければ不都合なので、お互い日記をつけて擬似的に会話をしようということになります。
波乱万丈な女の子のせいで朝起きる度に状況が激変しており、現状把握やルール作りのために日記を活用していく。しかしそれがいつしか主人公とヒロインを結ぶ大事な絆になっていき…というお話。近くにいるのに最も遠いヒロインと、文通みたいな繋がりかたをするこの距離感!案の定、電撃文庫大賞の金賞作だー!!!

これだけ聞くと本格ラブコメかなって感じがしますが、そんなことはありません(ないんかい)。どちらかと言えば、ラブ成分よりもギャグ成分の方が強いです。
下手なコメディラノベよりよっぽどはっちゃけており、主人公の異様なノリの良さと女の子の破天荒さは見てるだけで笑えてきます。勢いだけで笑わせてくるのが苦手な人は苦手かもですが、個人的にはこのムチャクチャさ、かなり好きです。
そしてこのギャグがずっと下地にあるからこそ、泣けるところが本当に泣けるし、熱いところが本作に熱い。正直、この作品で泣けるかはかなり涙もろさや感性次第なところありますが、涙もろい私は何度泣いたことやらです(;´-`) 最初に読んだのは中学だったか高校だったか…。
ともかく、この雰囲気にどっぷり浸れる人はいつの間にか泣いてたり青春を感じていたりする。浸れない人にはただのギャグラノベにしか見えない。そういう作品です。

ややこしい設定なのに流れるように話が進むこの作品は展開力がとにかく高いのですが、一番の魅力は何かと聞かれたら、キャラクターだと思っています。
本作の主人公坂本秋月は、私が読んだラノベ主人公の中ではトップ3に入るほど好きなキャラです。属性としてはよくある、本当は心優しいのに見た目が怖いせいで敬遠され、不良化した系主人公ですね。
心のなかで気分のままに叫び続けるようなハイテンションさと、鈍感になれなくて困ったり余計なことまで期待してしまう共感性、そしてそれなりの頻度で面白い泣き言を言う可愛さ。好きなヒロインランキングにぶっこんでも上位狙えるんじゃないかってくらい良いキャラです。大好き。
またメインヒロインも破天荒過ぎてアホの子にしか見えないと思っていたら、時々いやそんなことはないみたいな話をぶっこんできて好きにならざるを得ない。二巻とかね、イラッってしてしまった自分が恥ずかしい、みたいになりますよ。こんなに主人公と同じ心情を味わうラノベも少ない。

二巻や三巻は特に完成度犠牲にしてるなーってところ有りますが、このシリーズにはそれを補って余りある雰囲気や勢いやその他もろもろが有ります(一巻だけでも十分では有るけど、二巻以降も悪くはない)。
笑いたい人、泣きたい人、熱くなりたい人。ラノベに抵抗がない人であれば、かなり多くの人に勧められる作品です。
※一旦終了。以下、本作に関係したコラム。

いきなり何を言ってんだって感じですが、私、小学生の頃に女の子と文通をしていたことがあります。
好きな女の子から文通を申し込まれた状態だったので、もちろん奮発しました。私は今も小学生の頃から全く成長していないため、当時の手紙も殆どこのブログと同じ調子だと思って構いません。ひねくれたことばかり言って殆ど会話になってない。でも、最初の内は好感触でした。
…しかし、ここで小学生の私にはどうしようもない、恐ろしい試練がやって参ります。………ネタ切れです。ついでに言えば、結構飽きてもいました。
結果は皆さんご想像の通り。私は持ちネタであったアンパンマンの絵だけで便箋を埋める方針に移行、女の子が怒ってくるけど何を怒られてるのか分からずドラえもんの絵を追加、そして打ち切られる文通…。
どんどん荒れていった彼女からの手紙は、受験勉強で大変なときに見直していたほどの家宝になっております。
そんな風に文通に甘い記憶のある方に(甘い!?)、この作品は特にお勧めです。相手の返事を待ったり、時にこじれたり、相手を笑わせることが出来て嬉しくなったり。基本的にはドタバタコメディなのに、そんな文通の喜びがしっかりと描かれています。
作者が意識しているのかしていないのか、この主人公に少し幼児性が残っているのも良いです。私が文通していたのは小学生の頃だったため、恋愛に対して小学生並に純粋な彼らが文通まがいのことをしている姿は、特に琴線に触れました。
またヒロインも、そんな私のトラウマを…コホンコホン、良い思い出を優しく包むような包容力が有ります。一巻のオチも、なんかこう、小学生の純粋さを思い出すような良さが有って好きすぎます。
この作品を読んだり読み返したりする予定がある人は、是非是非異性と文通し、振られてみると良いと思います。そうすればより、この作品に入り込めるでしょう。

どっこいラノベ講座 第二回「自分の思う、ラノベの長所」

今回はラノベ講座第二回ということで、いきなり核心である、私の思う「ラノベの魅力」について語っていきたいと思います。
基本的にはラノベの魅力が分からないという人のために書くので、当たり前のことばかりだったりダラダラと長かったりするため興味がなければ今すぐ引き返した方が良いです…!(ガチ)

また、話題が話題なので今回こそはしつこいほどに個人の感想だということを強調していきたいと思います。個人の感想です。
まぁラノベの長所はそのまま短所だったりしますし、私がどんなにラノベの魅力を語っても、ラノベが好きになるかどうかは個々人の感性や作品のジャンル次第にはなってしまいまうんですけどね。個人の感想です。
では、講義を始めます。

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・魅力の特化
ラノベの特徴の一つとして、まずは魅力を最大化するためならなんでも削るところが挙げられると思います。
例えば異世界設定が楽しいラノベであれば、開幕2ページくらいで主人公がトラクターに轢かれる。主人公の無双が楽しいラノベであれば、開幕3ページでヒロインが悪漢に連れ去られそうになり次のページで主人公が自分の力を思いだし同ページで敵を殺す。
この分かりやすい魅力以外をとことん削る行為、「特化」はラノベの長所の一つだと思っています。
ラノベが特定の魅力に特化する傾向は年々増しており、私はこれの行き着く先が見たくてラノベを愛好してるところもあります。楽しませるためならルール無用、みたいなあの感じが好きです。
ちなみに、ヒロインが特に理由もなく主人公に惚れるというように、ラノベのリアリティが少なくなりがちなのも大部分はここに起因しているように思います。なのでこれを長所と言うか短所と言うかは人次第。
長所だと思う方は是非是非、直感に従って気になるラノベを手に取ってみてください!あなたもラノベ中毒になれるかもしれません!


・極端化
上記の「特化」にも通じるところが有りますが、ラノベに極端なものが増えてきているのは良い傾向だと思っています。
ブラックなラノベを書くぞー、となったら限度を設けずとにかくブラックにしたり。ゆるふわなラノベを書くぞー、となったらどこまでもゆるふわだったり。
「特化」が魅力以外を削る行為ならば、この「極端化」というのは魅力のパワーをとにかく上げていく行為です。
結果的に頭悪そうに見えてしまうところが難点ですが、適度に完成度の高いラノベやアニメが溢れかえってる現在、たとえ完成度が低くても純粋なパワーで勝った極端なラノベが価値を増しているように思います。少なくとも私はそちらの方が好きです。
勿論「特化」や「極端化」をせず地の力で勝負するラノベも多いですが、この二つの特徴がラノベの主流になっています。


・魅力がシンプル
極端化には「魅力の最大化」以外に、「魅力をシンプルにする」効果も有ります。
それによって、例えば「バトルの格好よさ」と「笑い」が魅力のラノベ、などのように魅力の可視化がしやすくなり、魅力を感じやすくなります。
大衆娯楽において分かりやすさは大切ですし、単純に、好みのラノベが見つけやすかったりラノベを他人に勧めやすいというメリットにもなります。
勿論これによってラノベの可能性が狭まるなどの短所もあるので、ラノベの特徴はどれも一長一短。パワーを出すために大事なものをたくさん捨てちまった感は、ラノベのイメージ通りであります。


・読みやすさとトレジャーハント
ラノベには地雷、つまり面白さの欠片もないような作品が、それなりに多いというのが私の実感です。
これに関しては私の好みが偏っていることも起因しているので、十割当たりだぜという人もいるかと思いますが、ともかく個人的に微妙なやつは多い。特に、コンセプトは面白いのにそれを活かしきれてないという作品が最近多いように思います。
しかしそれでも新しいラノベに挑戦し続けられているのは、やはり読みやすいという理由が大きいです。
つまんなくても、最後まではギリギリ読めてしまう。そうこうしてる内にラノベ読みまくってる。そして、ラノベが地雷原だからこそ、大当りを掴めたときの喜びは大きい。そのことを私はここで、主張したい(ひねくれた感想です。見習わないようにしましょう)。


・単純に量が多い
一冊買ったら、一時間か二時間くらいはラノベが楽しめます。
それを長所と思うか短所と思うかは(ry


・単純にイラストがついてる
口絵に二枚、挿し絵が数枚。
やはり、あの多すぎず少なすぎないイラスト数が、ラノベ熱をとにかく煽ります。
地雷をひいてもイラスト集として楽しめますし、最高!


・ステータス画面とか好きよ
『インフィニット・デンドログラム』を読んでいて思ったことですが、やはりラノベはアニメなどに比べてステータスの説明やら設定の説明やらに適しているというのも、ゲームを下地にしたラノベが多く存在できる理由の一端なのかもしれません。良いですよね、ステータス画面。


はい、以上になります。
ラノベ単体のお勧めポイントなら多く思い出せますが、ラノベ全般の長所となると、意外と思い出すのが難しいものです…。思った以上に当たり前のことしか言ってませんね…。ふ、不甲斐ない…!
以降、ここに記した以外の長所を明文化出来ましたら、随時記事にまとめていきたいと思います。今回はとにかく、ラノベの何たるかだけをなんとなく感じていただければです!
では、講義を終わります!申し訳ない!(別れの挨拶)