怪鳥インコのブログ

お勧めラノベ紹介

異世界テニス無双 1巻

個人的には、同時に発売された同じ作者の『異能バトルは日常系のなかで13』の方が好みだったのですが、このシリーズは既に紹介してしまったので『異世界テニス無双』の紹介。あっちへの愛をこっちにぶつけます(;´-`)

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粗筋は、強すぎるテニスプレイヤーが異世界にやって来て、テニスだけで並み居る敵を打ち倒すというもの。ゴブリンだろうがドラゴンだろうが一貫してテニスの技で倒していく異常さが魅力の、ナンセンスギャグです。
人間では絶対に出来ないような技を平然と使ってくるので、派手さもあり面白いです。


粗筋から懸念される通り、ちょっとネタが単調というか、「まぁそうだよね」って感じになってしまいがちではあります。
しかし派手な笑いどころだけでなく「全国レベルのスピード自慢は次元やら体感時間やらにも干渉するのが常識」みたいなクスッと笑えるネタも散りばめてくるので、多くの人が楽しめるようになっています。パワーが足りないところはバトルとかの熱さでも補おうとしてくるので、小賢しいながらも買って損はない感じです。


正直、異世界でのバトルよりも現実でのテニス試合の回想の方が面白いし、作者もそれを自覚してそうな感じですが…。テニプリなどとの差別化を測るためには仕方なかったのでしょう…。
回想話も結構な頻度でやりますし、テニプリ異世界ネタを加えたものだと思えば、お得な感じもします。
この話の前に色々な戦いを経てこの技を覚醒させたんだな~、感を出してるのも面白い。テニプリの続きと思いねぇ、みたいな。


多分、一巻の時点では分かりやすいネタを多めにしようという配慮も働いてると思うので、二巻以降はかゆいところに手が届くようなギャグも増えて、より面白くなる予感。というか期待。