怪鳥インコのブログ

お勧めラノベ紹介

六花の勇者 一巻~六巻

コメディばっか紹介してたので、今回はアクションものを紹介。
いや、正直コメディは量を読めてない方だと思うんですけど、コメディ以外でお勧めのものとなると誰でも知ってるようなのばかりになるんですよね…。みんな知ってるラノベを紹介してもなぁと思ってたのでこんなことになってますが、まぁこれからはメジャーなやつもちょくちょく紹介していければと思います。

で、『六花の勇者』の紹介。
荒筋は、運命の神に選ばれた六人の勇者が、魔神を倒す冒険に出るっていう王道なもの…なのですが。
実はこの話のメインは、六人しかいないはずの勇者が七人も選ばれた!誰が偽物だ!ってところにあります。

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『十一人いる!』かよ、と言われればまぁその通りなのですが。魔物たちとの戦いという王道な荒筋と、誰が敵かと疑心暗鬼になった勇者達の邪道な行動が組み合わさって、スリル溢れる冒険譚となっています。
しかも一巻では主人公のアドレッドが真っ先に疑われるので、それをどう回避して周りを説得していくのかという流れが滅茶苦茶熱いです!

このラノベはよく「ファンタジー×ミステリー」と表現されるのですが、私はどちらかというと「ファンタジー×人狼ゲーム」という印象を強く受けました。
ミステリー要素もあって推理とかするのも楽しめるでしょうが、それ以上に、勇者たちがそれぞれの視点から最善解を考えだし、疑い疑われを繰り返しつつも敵を追い詰める様が魅力の話だと感じています。

面倒くさそうな話だなぁと思う人もいるかもですが、安心してください。基本的には冒険もののラノベなので、魔法も出れば武器も出ます。特に自由に刃を生み出して操作できる〈刃〉の聖者とか、勇者じゃないですが触れたものを塩にする〈塩〉の聖者とか、めっちゃ格好良いです。
敵の幹部の一人、テグネウも言動格好良いわ能力格好良いわしっこりした知略も使ってくるわで、かなり素晴らしい敵キャラです。
とにかく、無双とかじゃない熱い冒険ものが読みたい人や、少しだけ変わった冒険ものが読みたい人にお勧めです!