怪鳥インコのブログ

お勧めラノベ紹介

異能バトルは日常系の中で 一巻~十二巻

大変長らくお待たせいたしましたー(待ってない)。夏休みで時間感覚が狂っていたので投稿間隔のバランスが極端になってしまいましたが、これからは週一ペースで投稿できればと思います。
なんとなくマイナーなラノベから紹介した方がお得だという気がしていたのですが、今回はアニメ化もされたラノベを紹介します。
堅実だけど地味じゃない日常系、『異能バトルは日常系の中で』です。

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荒筋としては、主人公とヒロイン達が異能(超能力)を手に入れはしたものの、敵が現れたりするわけでもないので普通に遊ぼう、というもの。毎度のことながらコメディです。
荒筋以外にも、主人公が異能大好きな中二病なのに手に入れた異能が生暖かい黒焔を出すだけだったり、ヒロイン達が個性豊かだったりと笑いどころは多いです。

この作品は荒筋的に、本当にどこまでも異能を有効活用しません。そのため二つ名のネーミングセンス講座とか異能を用いたビーチバレーとか、基本的には下らないことばっかりやります。異能をちゃんと使ってほしいなぁという人にはお勧めできませんが、そうでなければ主人公の中二病節も異能の無駄遣いっぷりも面白く、お勧めです。

そして、本作の魅力はそれだけに留まりません。
ハーレムはできないのでヒロイン達の消化しきれない恋心があったり、ヒロイン達それぞれの悩みがちゃんと書かれていたり、主人公達が遊んでる裏では本物の異能バトルが行われていてそれがたまに日常に影響してきたりと、タイトル通り日常系の枠を飛び越えて色々やるのです。
しかもシリアスパートでも暗くなりすぎず、ちゃんと笑えます。ここが凄い。

魅力を列挙すれば主人公が良い具合に馬鹿で面白いとか一、二巻の桐生さんが一番輝いてたとかヒロイン可愛いとか、色々ありすぎてキリがありません。総括するならば、色々な要素が詰まってマンネリにならない日常系。
一巻では普通に面白い日常系くらいに思われるかもしれませんが、二巻もずっとノリを維持しているのを見れば、クセになる人はクセになると思います。気になった人は、是非二巻以降もお読みください。

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↑お姉さんキャラが苦手な俺でも、キャラ的に好きになったお姉さんがこちら。